2月28日に開会した第1回定例会は、3月28日、初日提案されていた一般会計予算案など議案30件、新型コロナ対策で補正予算を先決処分をしていた報告1件、最終日に提案された退任される国枝教育長の後任に伊藤教育部長を任命する人事案件、また、わが市民ネットむろらんを含む3会派で提出した議員定数を現行の21名から1名減の20名とする議員定数条例の改正案、さらに「シルバー人材センターに対する支援を求める意見書」ほか1件を原案どおり可決・承認して閉会しました。
各会計予算は、一般会計422億3,500万円、国保会計など3特別会計181億3,800万円、病院事業会計など6企業会計232億9,100万円の合計836億6,400万円となっています。
この度の議会では、予算や関連議案以外に本市の懸案事項である本庁舎や今後20年以内に目標使用年数を向かえる公共施設の適正化、休止となったフェリー航路、市立病院を含めた市内3総合病院の統合再編問題などについて議論が交わされましたが、その方向性や展望といったものが深まらずに終わりました。
人口減少が進み、税収も減少が見込まれる中、いずれも本市にとって重要な課題であり、また非常に難しい課題であります。だからこそ市長の将来にわたるまちづくりに対する考えが示されるべきと思っていましたが、青山市長が市政方針説明で掲げた「誇り輝く室蘭」の総仕上げに対して物足りなさを感じたのは私だけではないと思います。
いずれにいたしましても、市長も我々議員の任期もあと1年となりました。現在、そして未来の室蘭のためにしっかりと取り組んでまいります。