
12月14日、室蘭市と伊達市と合同で行う防災セミナーの第2弾としてのグループワークが西胆振広域廃棄物処理施設(メルトタワー)会議室において行われました。
今回は、「広域避難における避難所のあり方を考えるーワールドカフェ―」と題して法政大学大学院石山教授を講師に参加者が3グループに分かれて室蘭市(白鳥台地区)と伊達市(黄金地区)で広域避難が行われ避難所が開設された場合の現状認識や課題、課題解決策などを話し合いました。
まず、現状では黄金地区の多くが津波浸水区域となっているものの避難所がなく、高台に避難するとなっており、白鳥台地区の避難所に避難するという考えは全くないこと、避難するとしても別の市であり顔見知りもいないことから遠慮してしまうのではないか、などの意見があり、その解決には、避難所開設や運営のルールつくりを共同で行うとともに、平時からの広域避難に対する周知や両市合同での避難訓練等により顔の見える関係作りが必要であることなど、各グループで共通の課題を含め様々な問題点が浮かび上がってきました。
今回は防災セミナーとして初めて合同で勉強会となりましたが、今後、広域避難を進めるためには、さらに複数回の勉強会を通じてその必要性を共有し、具体の課題解決に向けた話し合いの必要性を感じました。