
市立室蘭総合病院の麻酔科医3名のうち1名が休職、1名が退職するという事態が発生したことが報告されました。現在は、残る1名の常勤医と研修医1名の体制で院内で予定されている手術等の対応はするということでありますが、緊急手術を要する救急患者の受け入れを原則休止するとのことです。市立病院において収容できない重症救急患者は、市内や近隣医療機関の協力により対応していただくことになりますが、市立病院は、交通事故時等の頭部外傷を含めた多発外傷等や高エネルギー事故患者への対応ができる西胆振管内唯一の医療機関であったことから、市民にとって大きな影響が生じてしまいます。
市立病院における麻酔科医の確保は、本市はもちろん西胆振地域にとっても緊急かつ重大な問題でありますので、明日2日、議長として青山市長や病院事業管理者らとともに札幌医科大学並びに北海道へ要請に行ってまいります。大変厳しい状況ではありますが、私自身が救急救命士として救急医療に携わった人間として、地域医療体制を守り市民の命を守るために何としても麻酔科医の派遣が必要であることを訴えてまいります。