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市民と議会との懇談会 総務常任委員会

 市民と議会との懇談会、最後となる第3弾は総務常任委員会で、室蘭市町内会連合会役員の皆さんと「コロナ禍における防災対策」について意見交換が交わされました。

 現在、市では災害時に開設する避難所について、コロナ禍での3密を避けるためには公共施設だけでは足りず、町会館を一時避難所として活用できないかなど、各地区連合町会に協力の説明会を開催していますが、防災担当部長より災害時の避難所として町会館のあり方についての考えが示されました。

 町会館を一時避難所として開設・運営することは賛成であるが、誰がどのように開設するのか、避難者の駐車場、感染症対策のための空間の確保、段ボールベッド等の整備、非常電源、テレビなどの情報収集媒体の確保など、多くの課題がある。また、室蘭市は災害が少ないことから市民の防災意識が低いのではないか、訓練などにより意識の向上が必要では。現在、防災資器材助成金の制度はあるが一度きりであることから、実績に応じて数年ごとに助成することも必要では、などの意見が出されました。

 また、情報伝達など市町連をもっと活用すべきとの一方で、市の防災対策について、町会に丸投げする部分が多いのではとの意見も出されました。

 災害対策は、自助・共助・公助が必要なことは勿論ですが、市が行うべき公助についても職員が減少している現状ですべてを担うことはできないことから、町会等がどこまで担うことができるのか、避難所開設・運営の体制づくりや防災資器材の整備についてどのようにすべきかなど、町会単位で組織化が進んでいる自主防災組織の広域化等を含めて、早急に検討しなければならないと感じました。